自己改善のためにするべきこと

自己改善のためには、AとBのサイクルを繰り返す必要があります。

A 自分の頭の中に存在しない情報を取り入れる。たとえば、本を読む。知識をグーグルで集中的に検索する。本やネットで収集してストックしておいた文章を読むなど。

B その情報を使って自分の考え方や行動を変える。

 

A、B、A、B・・・というサイクルを継続的に回す習慣をもっているのが自己改善できる(成長できる)人間です。言い換えれば、自分を変えるィードバック機能となる習慣を持っているかどうか。コンピュータで例えると、自己改善できる人間は、ネットワークに接続されていて自身をアップデートできるコンピュータで、自己改善できない人間はネットワークに接続されていないために自身をアップデートできないコンピュータです。 

人生において、この自己改善の習慣は真っ先に身に着けるべき「必修科目」と呼んでもいいくらい大事な習慣です。

 

自己改善の習慣がないと何が問題なのでしょうか。それは、次々と降りかかってくる課題や問題に対して、いつまでたっても同じ能力の自分で立ち向かっていかなければいけないことです。ドラゴンクエストのようなRPGでいうと、レベルアップしないまま次のステージにどんどん進んでいくようなものです。最初のうちは何とかなるかもしれませんが、だんだん苦しくなっていくはずです。なぜなら、自分の強さは変わらず一定なのに、目の前に立ちはだかる敵はどんどん強大になっていくからです。

 

人生においてもドラゴンクエストと同じことが言えます。結婚して家庭を持てば家族に関して解決しなければならない困難が出てくるでしょうし、年を取れば会社での役職は上がってより難しい課題に取り組まなければならなくなります。人生のステージが上がれば、対処しなければならない問題はより難しいものになっていくのです。レベルアップせずにステージを上がっていっても最初のうちは何とかやりすごせると思います。しかし、問題に対処するのに多くの力を使ったり、時間がかかったりするようになってだんだん苦しくなっていくでしょう。

 

ゲームであればレベルアップしないまま進んでしまっても最初からやり直すことができます。しかし、人生では若いころにもっとレベルアップしておけばよかったと後悔しても絶対に後戻りできません。

 

人生の終盤になって後悔しないよう、本を読むなどできることから自己改善に取り組みたいものです。