コールドスチール 20VPZ ペアリングナイフ

コールドスチール 20VPZ ペアリングナイフ

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台所作業に愛用しているコールドスチール社の「20VPZ ペアリングナイフ」

 

 台所に小ぶりのナイフを置いておくと何かと役に立ちます。

私はコールドスチール社の「20VPZ ペアリングナイフ」を置いています。置いている場所は冷蔵庫の側面です。置いているというより張り付けています。ダイソーで買った強力マグネットを冷蔵庫に張り付け、そのマグネットにナイフを張り付けています。ナイフはマグネットの力で強力に張り付けられるので、落ちてしまうことはありません。ただ、人の動線にナイフがあると危ないので、ナイフは動線とは反対側の壁際になるように張り付けています。

 

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 マグネットで冷蔵庫の側面にナイフを張り付けておくとすぐにナイフを使える

 

マグネットでナイフを張り付けておくと、「ナイフを取り出し、使ったら元に戻す」という動作がスムーズに行えるようになります。使うときはマグネットからナイフを剥がすだけ。戻すときはマグネットにパチンと張り付けるだけ。実に簡単です。

これに対して、ナイフを引き出しの中に入れておくと余計な動作が増えます。「引き出しを開けて閉める」という動作を、ナイフを取り出すときと戻すときの2回やらなければならなくなるのです。

「頻繁に使う必要のあるものは手の届きやすい場所に置いておく」という原則を守ると、台所まわりで頻繁に使うナイフはマグネットで張り付けたり、ナイフスタンドにさして卓上に置いたりするのがいいと考えています。ナイフスタンドではなく、マグネットを選んだのは、ナイフスタンドだと刃を収納するスタンドの鞘の部分に溜まる汚れが気になりますし、何より卓上の一か所を占領してしまうからです。マグネットであれば、汚れが溜まることがありませんし、卓上を占領することなく冷蔵庫の側面というデッドスペースを有効に利用できます。

 

マグネットで張り付けたナイフはいろいろな用途に使っています。醤油やソースの小袋などを開ける、冷凍食品のパッケージを開ける、肉や魚のトレイを覆っているラップを開封するなど、切るという作業にひっぱりだこです。また、簡単な調理なら料理用のメインの包丁ではなく、この小ぶりなナイフ一本で済ませてしまいます。リンゴの皮をむく、生姜の皮をむく、レモンを輪切りにする。小ぶりで軽いので包丁を使うより便利なのです。

 

以前は、こういった細々した切る作業はポケットに入れておいた折りたたみナイフを取り出してこなしていました。しかし、折りたたみナイフは使うにあたって刃をオープンし、使い終わったら刃を閉じるという動作が必要です。この動作が案外面倒なもので、何回も切る作業が発生する台所ではポケットナイフを取り出すのがだんだんと億劫になってきました。

そこで、台所周りに置きっぱなしにしておける、いちいち刃を開閉する必要のない、ハンドルと刃が固定されたナイフを購入するに至ったのです。

 

購入したナイフは、細々した切る作業を毎日何回も反復して行ってもストレスを感じないよう、吟味して選びました

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刃の付いている部分は約8cmと短め。これが使いやすい。

1つめのポイントは、刃の長さが短いことです。細々したものを切るには刃が短いほうが便利です。

 

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1.8mmと薄刃です。刃が薄いと材料にスパスパと刃が入っていきます。

2つめのポイントは、刃が薄いことです。同じように研いでも薄刃のほうが材料に刃が抵抗なく入っていくので切れ味よく感じます。加えて、作業中にナイフ自体の重さを感じないほどナイフが軽量に仕上がるので、細かい作業もやりやすくなります。これに対して刃が厚いとナイフが頑丈になるというメリットがある反面、ナイフの重量が増えて細々した作業には使いづらくなってしまいます。

 

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ゴム系の滑りづらいグリップ。これが台所仕事に最適です。

3つめのポイントは、グリップが滑りづらい材質であることです。台所仕事では濡れた手でナイフを扱います。このナイフはゴムのような感触で滑り止めの凸凹がたくさんついているので、濡れた手であってもしっかりグリップして切ることができます。魚特有のぬめりがあって、かつ小さく扱いづらい小魚をさばくときでも細かな調理作業ができます。

 

私のような切る作業にハサミを使っている人も多いかと思います。なぜ、私がハサミではなくナイフを使っているかというと、ナイフだと切る動作が素早く行えるからです。グリップ(柄)を握ってから、切る。つまり、ハンドルを握るという動作を1回すれば、すぐに切る動作に入れます。

これに対して、ハサミだと切る動作がワンテンポ遅れます。2つの穴に親指と人差し指を入れる、刃を開く、切る。つまり、ナイフと違って「切る」までに2段階の動作が必要です。つまり、切る動作が遅れます。

大した違いではないと思われるかもしれませんが、何かと切る作業の多い台所仕事でハサミを使っていると、この2段階の動作が煩わしいのです。

 

台所仕事には切るという作業が多いものです。毎日の作業を効率的にこなすために、小ぶりなナイフを備えておくことをおすすめします。