ティファールの湯沸かしポット

 一度に大量の熱湯を沸かせるティファールの湯沸かしポットが台所仕事で重宝しています。

 

よく使うのが冷凍のブロッコリーやインゲンを解凍するとき。直径25cmの大きなステンレスのボウルに冷凍の野菜をゴロゴロと入れ、沸かした熱湯を野菜の全体が浸かるまで注ぎます。1~2分程度経ったらザルにあけてお湯を切ります。これだけで簡単に冷凍野菜を解凍できます。冷凍野菜を使ってちょっとした一品を作るのがかなり楽になります。たとえば、「ごま油、粉末の鶏ガラだし、少しの塩」と混ぜたり、「マヨネーズとカレー粉」と混ぜたりすると手軽に野菜の副菜ができます。

 

冷凍だけでなく、生の野菜を調理するのにも使っています。たとえば、小松菜のお浸しを作るとき。小松菜を洗ってから食べやすい大きさに切ります。切った小松菜をステンレスのボウルに入れます。ボウルにポットの熱湯を注いで、5分くらい置いておきます。熱湯の温度は徐々に下がっていきますが、それで構いません。熱湯に漬けている間に濃縮の出汁醤油をジップロックのコンテナに注ぎ、水で適度な濃度に薄めておきます。この出し汁に引き上げた小松菜を漬ければお浸しが一品できます。すぐに食べてもいいですし、一晩冷蔵庫に入れておけば出汁が浸み込みます。野菜を茹でるのに鍋を用意しなくて済むので楽です。灰汁の少ない生の小松菜などを調理するときによく使う方法です。

 

他にはゆで卵や温泉卵を作るのに役立っています。適当な数の生卵をステンレスのボウルに入れます。入れる数はかなり適当です。1パック10個を一度に入れることもあれば、3個しか入れないこともあります。卵をボウルに入れたらボウルがいっぱいになるまで熱湯を注ぎます。熱湯を注いだら指を入れられる温度に下がるまで待ちます。すると、卵を引き上げたときには、ゆで卵か温泉卵になっています。どちらになるかはそのときの室温次第です。調理された卵になれば何でもいいという方におすすめです。

 

このように、ティファールの湯沸かしポットは調理用のお湯を一度に大量に沸かせるので、調理用に重宝しています。

 

調理以外の使い方として、私は食器を洗ったりまな板を洗ったりするのに使っています。 

食器を洗うときには脂汚れがよく落ちます。サラダ油などの植物系の油汚れだったら洗剤だけでもよく落ちるのですが、肉の脂は洗剤だけでは落としきれずに残ってしまいます。特に牛肉の脂は豚肉よりも高い温度でないと溶けないのでやっかいです。それに、牛脂が付着した皿を洗わずに放っておくと、牛脂が白く固まってしまって余計に落としづらくなります。牛脂が付着したスポンジで他の食器を洗うと、肉料理を載せていない皿にまで脂が付いてしまい、2度洗いの手間が増えます。

湯沸かしポットがあると、こういった脂汚れがついた皿をきれに洗うことができます。最初に皿をシンクの中に置いておきます。付着している脂が多いときは、キッチンペーパーなどで脂をある程度拭っておくと排水溝の詰まりを防げます。次にポットで沸かした熱湯を皿にたっぷりと注ぎます。注いだら1~2分そのまま置いておきます。すると、白く固まっていた牛脂も熱湯で溶けてお湯の上に浮かんできます。浮かんだ脂を排水に捨ててから皿を洗剤で洗います。最初に熱湯で牛脂を浮かび上がらせておくという「ひと手間」をかけておくと、きれいに皿を洗うことができます。

 

まな板を洗うときは、ポットの熱湯で消毒をしています。特に、肉や魚をまな板の上で切ったときは細菌の付着や増殖が気になるので、洗剤で洗う前にポットの熱湯をかけて消毒するようにしています。まな板を消毒するために鍋でお湯を沸かすとなると、調理のための火口を一つ使ってしまって作業効率が落ちてしまいます。そうならないように、肉や魚を切る必要のあるときは、あらかじめポットで消毒用のお湯を沸かしておくようにしています。熱湯を準備しておけば、肉や魚を切ったらすぐにまな板を消毒できるので衛生的です。まな板だけでなく使った包丁にもたっぷりと熱湯をかけています。まな板と包丁の消毒と脂汚れ落としに便利です。

 

以上のように、手軽にまとまった量のお湯を沸かすことのできる湯沸かしポットを一つもっておくと、台所仕事を効率的にこなすことができます。台所に1つ備えておいたほうがいいものの一つです。