貴重品の置き忘れの防止

貴重品を置き忘れないよう工夫していることについて書きます。

 置き忘れたくない、必ず持ち帰りたいもの(貴重品)は置く場所、しまう場所を決めています。職場での工夫を例に書きます。

 

貴重品であるスマートフォンや腕時計などは職場の机の上や引き出しの中に置かず、通勤に使うリュックの中にしまうようにしています。貴重品は分散させずに一か所にまとめているということです。一か所にまとめておくことで塊として扱えます。リュックは必ず持ち帰るものです。手ぶらで帰ろうとすると、肩に重さがかかっていなくて違和感があるのでリュックがないことにすぐに気づきます。リュックを忘れることがないので、中にしまっている貴重品を置き忘れることは絶対にありません。

 

貴重品をしまう場所を決めておかないと、貴重品とそれ以外のモノ(事務用品)が混在します。たとえば、机の上にスマートフォン、ハサミ、ホチキス、定規、書類が置かれている場合を考えます。そういう状態でさあ帰ろうとなったとき、玉石混交のモノの中から貴重品を見つけるという作業が必要になります。机の上に置いてあるものに一つ一つ目をやることになります。これは意味のない無駄な作業です。貴重品の置き忘れにつながります。特に、机の上にたくさんのモノが置かれていて、複数の貴重品を机の上に広げている状態のときに置き忘れが発生します。

 

職場に貴重品を忘れてしまいがちな人を観察すると、腕時計、スマートフォンなどの複数の貴重品をルールなく(置き場所を決めずに)机の上に置いています。貴重品を置くのは机の右側というふうにルール(置き場所)を決めておけばいいのですが、無秩序に置いているせいで置き忘れが頻繁に発生しているようです。無秩序に置くことで、自ら玉石混合の状態を作り出して貴重品を持ち帰るというタスクを難しくしているのです。

 

置き場所を決めるという方法は、出張でビジネスホテルに宿泊するときにも応用できます。ビジネスホテルの部屋には、モノを置きたくなる場所がたくさんあります。デスク、ベッドサイドテーブル、枕元などです。スマートフォンなどはベッドサイドテーブルに置き忘れたり、枕の下に入ってそのまま置き忘れてしまったりします。

 

こういう置き忘れをしないよう、モノを部屋のあちこちに広げすぎないように気を付けています。広げすぎてしまうと置き忘れをしやすくなるだけでなく、帰り支度するときに面倒です。帰るときに部屋のあちこちを探し回るはめになるからです。

 

理想的なのは、モノを一か所にまとめることです。私はカバンから出したモノは全てデスクの上に置くようにしています。枕元に置いたり、ベッドサイドテーブルに置いたりしないように気を付けています。モノが分散してしまうからです。

モノの置き場所を一か所に限定することで、帰るときはその場所だけをチェックすれば済むようになります。モノを探す時間がなくなり、置き忘れ防止にもなります。メリットの多い方法です。