MF-0259 ポケット オーガナイザーを使う理由

オーガナイザーによる塊化

オーガナイザーを使うと必要なものを一つの単位、一つの塊としてコンパクトに扱えるようになります。これはパソコンのフォルダと同じです。パソコンで作業するとき、一つの案件は一つのフォルダにまとめて入れておくと便利です。Aの案件を進めるときは、Aのフォルダを開けばいい。同じように、外出に必要なものはこのオーガナイザーに入れておくと、外出するときはオーガナイザーを持っていけば済むようになります。

 

塊化によるメリット

物を探す手間・時間がかからない

外出するときはオーガナイザーを一つ持っていくことだけを覚えておけばいいので、出かける前にあれこれモノを探さずに済みます。私はオーガナイザーをリュックの中に入れておくようにしているので、リュックの中を探してオーガナイザーを引っ張り出せば外出の準備が完了することになります。 

逆に、必要な物をオーガナイザーの中にまとめずに、テーブルの上やカバンの中に分散させていると必要な物を探す手間と時間が生じます。車の鍵は持ったか、財布は持ったか・・・と出かける前にいちいち頭の中で考えることになるからです。特に、持ち物の多い人ほど探す時間がかかります。

 

忘れ物の防止になる

必要な物をオーガナイザーに入れておけば、忘れ物をすることがなくなります。私は薬、現金、車のカギ、懐中電灯、爪切り、クレジットカード、ゆうちょカード、保険証、運転免許証をまとめて入れています。オーガナイザーを持っていけば自動的にこの9種類も持っていけることになります。

さらに、車のカギもオーガナイザーに入れているので、オーガナイザーを持っていないと車のエンジンがかからない。つまり、このポーチなしでは外出できない仕組みにしています。忘れ物防止です。

 

カバンの使い分けが簡単にできる

外出に必要な物はすべてオーガナイザーにまとめて入れておけば、サイズの違うカバンを簡単に使い分けられるようになります。私は、通勤時はリュック、帰ってきてからは小さめのショルダーバッグで外出することがよくあります。そんなときは、オーガナイザーをリュックから取り出してショルダーバッグに移し替えるだけで簡単に鞄の使い分けができます。外出から帰ってきたら、オーガナイザーをショルダーバッグからリュックに戻せば明日の出勤準備は完了です。 

逆に、オーガナイザーやポーチ類を使わず貴重品をバラバラにリュックに入れておくと移し替えがとても大変になります。上のほうで書いたように、私は9種類の持ち物を常に持ち歩いているので、現金は移し替えたか、車の鍵は移し替えたか・・・と9種類すべてを一つ一つ移し替えなければならなくなります。そして、外出から帰ってきたら、この9種類を今度はショルダーバッグからリュックへ移し替えなければなりません。このように、オーガナイザーやポーチがないと、カバンの使い分けをするたびに面倒な移し替え作業が発生します。 

面倒な移し替え作業が発生するだけではありません。移し替えのミスが発生します。カバンを使い分けるたびに9種類を移し替えるのですから、何度かやっているうちに移し替え忘れてしまう物が必ずでてきます。特に、縦に深さのあるリュックから移し替えをするときは、底のほうにある物は見えづらく移し替えるのを忘れやすいものです。車の鍵だったら外出するときにすぐに気づいて取りに戻ることができますが、現金や薬だったら使う場面になって初めて忘れたことに気づきます。 

以上のように、カバンを使い分ける手間をなくしたい、移し替えのミスをなくしたいという理由からオーガナイザーが役に立っています。 

まとめ

  • オーガナイザーは塊化できる(複数を単一に変換できる)ツールである
  • オーガナイザーを買うことは、物の管理の手間を減らす仕組みを買うということ。
  • 塊化により貴重品の管理を省力化できる。特に、持ち物の多い人ほど省力化の効果が大きい。

象印の水筒 SM-SC60-HM ストレートグレー 0.6L

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片手でオープン・クローズできる蓋

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 親指でオープンボタンを押せば蓋がパカっとスムーズに開きます。軽い力で押すだけで開くのである種の気持ちよさを感じます。 

一方、蓋を閉めるときは人さし指一本で蓋を引き寄せてから下に押し付けるようにすれば簡単に閉まります。閉めるときも強い力は必要ありません。水筒を片手で持ちながら人さし指一本で閉められます。蓋を閉めたときはカチッと音がしてクリック感があるので、蓋を確実に閉めたという手ごたえがあります。 

このように、とても開け閉めしやすい蓋が付いているおかげで「飲み物を飲む」という動作が片手だけでできます。「ボトルを手に持つ。蓋を開ける。中身を飲む。蓋を閉める。」この一連の動作が全て片手だけでできるのです。この水筒の一番気に入っている部分です。 

蓋の開け閉めは中身がなくなるまで何度も繰り返す動作です。そして、水筒というのは中身を洗って何度も繰り返し使うものです。つまり、水筒というものは「蓋を開けて閉める」という動作を何度も何度も繰り返す道具です。何度も繰り返す「蓋の開け閉め」がしやすいというのは、水筒としてたいへん優れている特徴です。

 

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片手だけで開閉ができて使い勝手がとてもいいので、ちょっとした外出に持っていきたくなります。たとえば、車で信号待ちをしているときに飲むのにすごく便利です。ドリンクホルダーからボトルをつかんで蓋を開けて飲む。そして、蓋を閉めてドリンクホルダーに戻す。この一連の動作がストレスなくできます。ただ、運転中には使用しないようにとの注意書きがボトルに貼ってありますので、これはメーカーが推奨していない使い方です。しかし、ドリンクホルダーというものが車に装備されていることからも分かるように、運転を中に飲み物を飲むことは誰もがしている一般的なことです。この水筒はせっかく開け閉めしやすい蓋を備えているのだから、信号待ちのときに飲むという使い方をしないのはもったいないと思います。少なくとも、ペットボトル飲料よりもこの水筒を使ったほうが安全なのではないかと思っています。 

600ml容量がちょうどいい

外出用として持ち出すのに600mlという容量がちょうどいいと感じます。

350ml前後のサイズだとすぐ飲み干してしまって足りないということがあります。

1000ml以上の水筒は持ち歩くには重すぎます。それに、飲み切れずに余らせてしまうと、余った飲み物は荷物になります。余らせた量が多いほど重い荷物になります。単純に考えて液体は1mlで1gの重さがあるので、400mlを残せば400gをずっと持ち歩き続けることになります。 

600mlはすぐに飲み干してしまうという心配がありません。また、飲み残して荷物になる心配もありません。ちょうどいい容量だと感じます。

 

蓋にはロック機能がついている

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親指一本の軽い力で蓋が開くので、何かにぶつかったり、押し付けられたりして意図せず蓋が開いて中身がこぼれる危険があります。そうならないよう、この水筒には蓋をロックできるスライドがついています。ロックスライドを左にスライドさせておけば、オープンボタンを押しても蓋が開くことはありません。このロックスライド部分は、蓋の開閉ボタンと同様に親指一本の軽い力でスライドさせることができます。つまり、片手だけで蓋をロックしたり、ロックを解除したりできます。 

スリムサイズが使いやすい

600mlと容量が大きいにもかかわらず、ボトルはスリムで握りやすいです。この握りやすさとオープン・クローズのしやすい蓋のおかげで、片手での開け閉めのしやすい水筒になっています。

直径が6.5cmとスリムなので、たいていの車のドリンクホルダーに入るのもポイントです。 

保冷力

十分な保冷力があると思います。1年間使ってきましたが、保冷力に対して全く不満を感じたことはありません。キューブ状の氷を4~5個入れて冷蔵庫で冷やした飲み物を入れておけば、朝8時から夕方の18時まで冷たさをキープできます。 

結露の有無について

魔法瓶なので冷たい飲み物を入れておいても結露することはありませんでした。ただ、ボトルの胴の部分は握っても冷たさを感じないものの、上部のほうは少し冷たさを感じます。そのため、極端に湿度が高くて気温の高い環境だと、この上部が結露することがあるかもしれません。

私の使い方

保冷機能のあるマグカップの代わりとして職場のデスクで使っています。ストレスなく蓋を開け閉めしめできるので、コップに近い感覚でパソコン作業をしながら飲み物を飲めます。コップと違って飲んだ後は蓋をしっかり閉められるので、何かの拍子に手をぶつけて中身をパソコンの上にこぼすといった大参事になることはありません。保冷力はあるけれど蓋のないタイプのマグカップよりも優れた点です。

仕事が終わって家に帰ってからも使います。家ではパソコンテーブルの上に置いてコップの代わりに使っています。個人的にはコップよりも便利だと思っています。真空の魔法瓶なので冷たい飲み物を氷と一緒に入れていても結露しないからです。コップだと結露して机の上に水たまりができてしまうので、いちいち拭かなければなりません。この水筒だとそういう面倒くささがありません。また、600mlとコップよりも大容量なので、一度飲み物と氷を満タンにしておけば、いちいち冷蔵庫に飲み物を補充しにいく手間がかかりません。パソコン前に陣取ったら立ち上がるのは面倒になるタイプの人にオススメです。

休日の家の中でも使います。使い方は仕事から帰ってきてからの使い方と同じです。一度使い始めると、コップよりも便利なので、夏場はコップを使わずにもっぱらこの水筒を家の中で使っています。

外出するときにも使います。特に、車で買い物に行くときに持っていきます。上のほうでも書きましたが、スリムな直径なのでドリンクホルダーに入れておいて、停車中にさっと水分補給しやすいのです。 

まとめ

「蓋の開け閉めのしやすい、スリムだけど容量の大きい水筒」です。ペットボトルより少し長い程度の大きさなので携帯しやすいのが魅力です。そのスリムなサイズから、水筒としてだけでなく、保冷力のあるマグカップ代わりとして職場のデスクでも使いやすいです。

メーカー推奨の使い方ではありませんが、車のドリンクホルダーに入れて使いやすい蓋とサイズ感です。このように使い道が色々あるので、買って損はない水筒だと思います。特に、水筒を買いたいが種類が多すぎて何を買っていいか分からないという方へオススメです。万が一、買って失敗したと感じても(もっと容量の大きい水筒のほうが良かった、容量の小さい水筒のほうが良かったということになっても)、使い道が色々あるので他の用途に流用できる汎用性のある水筒です。

スタンダードなもの

夏の暑い時期は、象印の水筒を職場に持って行きます。中身は麦茶を入れていきます。朝8時に麦茶と一緒に氷を入れておけば、仕事から帰ってくる午後6時ころまで冷たい麦茶を楽しめます。麦茶は伊藤園の54袋入りで150円と安く売っているものです。1袋で1リットルの麦茶を作れるので、54リットル分になります。コストパフォーマンスの良い麦茶です。

 

この麦茶を好んで使っているのは、値段が安いということに加え、全国どこでも手に入るスタンダードな商品だからです。「全国どこでも」というのがポイントです。引っ越しをして遠くに移住することになっても、スーパーに行けば手に入ります。日用品として「入手しやすい」という優れた特徴をもっています。

 

逆に、私のように入手しやすいものではなく、入手しにくいものを好きになると大変です。特に、ある地域でしか手に入らないものを好きになってしまい、その商品でなければ満足できなくなってしまうと、とても不便になります。その商品を手に入れるため、わざわざ遠くに買いに行ったり、取り寄せたりする手間がかかるからです。

私は変わったものを好きになりやすい性格で、欲しいものが手に入りづらくて困るという経験がたびたびあります。せめて日常の飲み物くらいはそういう気苦労をせずに手に入れたい。だからスタンダードな伊藤園の麦茶を愛飲しています。

 

ビールに対しても同じ考えをもっています。普段飲むのはスタンダードなビールばかりで、限定醸造ビール、地域限定ビールというのには手を出さないようにしています。価格が高いというのもありますが、一番の理由はせっかく気に入った味のビールに巡り合えたとしても、そのビールが手に入らなくなる可能性があるからです。気に入ったもの、高い頻度で使うものは手に入れやすいのが一番です。手に入らなくなっても美味しかったという思い出が残ればいいじゃないか。そう考える人もいるかと思います。むしろ、そういうポジティブな人が多いかと思います。しかし、私はネガティブに考えてしまいます。一度気に入ったビールが販売休止になってしまうと、「どこを探してもあの味はもうないのだ」という喪失感を感じてしまうのです。だから、私はキリンビール一番搾りやラガー、サッポロビールのエビスビールなどを好んで飲みます。どこのスーパーやコンビニに行っても置いてあるスタンダードなビールが好きです。スタンダードなビールは遠方の出張先であっても手に入ります。「出張先で一仕事をやっと終えた。でも疲れたから人混みの中に行ってまで外食はしたくない。宿の部屋に早く戻ってゆっくりしたい。コンビニに寄ってビールとつまみを買って部屋でゆっくりしよう。」そういうときでも必ず手に入るビールです。 

 

スタンダードなものの良さについて書きましたが、スタンダードに固執せず、スタンダードなものと特殊なものの両方をよく見るという視点が大事だと思っています。

 

他の人間が知らない珍しいもの、特殊なものばかりを語って通ぶっている人がいます。こういう人は本当に「珍しいもの」「特殊なもの」を理解しているのでしょうか。私は「通ぶっている可能性のある人」、特に一方的に自分の知識をひけらかすような人と出会うと必ず質問をしてみます。「それってスタンダードな〇〇と比べてどう違うのですか?」。この質問をすると「見せかけの通」と「本当の通」が分かります。

 

「見せかけの通」はスタンダードなものと自分の語っている特殊なものとの違いをうまく説明できません。しどろもどろになったり、何度も質問しなければ理解できない説明をしたりします。スタンダードなものをよく知らずに、「通っぽいから」「上級者っぽいから」という表面的な理由で特殊なものに手を出しているから違いが分からない、説明ができないのです。

 

一方、「本当の通」は両者の違いを説明できます。違いを説明できるだけでなく、こういう言い方をします。「どちらにもメリット、デメリットがあってどちらも良いものだけど、自分はこういう点が好きだからスタンダードor特殊な方が好きだ」。「本当の通」は比較という視点を持っています。両者を知ってよく知っているから両者について説明できる。それに、スタンダードなものはダメだ、特殊なものはダメだという一方的な言い方をしません。両者ともに良いところがあるから世の中に残っていることをよく理解しているからです。

 

スタンダードなものだけ、特殊なものだけにこだわらないよう広い視野を持つよう気を付けたいものです。

リュックを即席の盾として使う

突然誰かに刃物で襲われるという事件をニュースでよく目にするようになりました。

万が一、誰かに刃物で襲われたときは身に着けているものか、手近にあるもので身を守らなければなりません。

 

私は通勤にリュックを使っているので、このリュックが即席の盾として使えそうだと思いました。たいていのリュックは背中全体を覆う大きさがあります。リュックを抱っこするように身体の前に回してショルダーパッドを腕に通せば、身体の前面、特に胸から腹を防御する盾として使えます。この盾のいいところは、身体の前面を守りつつ両手が使える点です。両手に棒状のものを持って相手の攻撃を受け流すのに使ってもいいですし、盾として使える板状のものを持ってさらに防御力を高めるという方法もあります。身体の前面に固定できて両手が使えるので、ショルダーバッグやトートバッグなどの他のカバン類よりも盾としての使い勝手がいいはずです。少なくとも、手ぶらでいるよりは致命傷を避けられるように思います。

 

100円均一で購入した、ぐにゃぐにゃ曲げられるプラスチック製の薄いまな板をガムテープで4枚つなげて円筒状にしてリュックに入れています。中身が少ない状態でもリュックの円筒形を保てるようにとの考えからこのようにしていましたが、この円筒形にしたまな板はリュックの防御力をさらに高められるように思います。というのも、薄くてぐにゃぐにゃ曲がるプラスチック素材ですが、まな板として販売されている製品です。毎日の包丁によるカッティングに耐える強度があります。包丁をまな板に押し付けるようにして力を入れて切ったとしても、傷はつきますが切り裂かれることはありません。刃物で切り付けられたとしても、円筒まな板の入ったリュックで刃物を受ければある程度防げるのではと考えています。

 

この円筒まな板入りのリュックは刃物による切り付けだけでなく、突き刺しにも強いのではないかと考えています。円筒の中には着替えや厚みのある大きめの手帳、水筒などの日用品が入っています。布、紙、金属という材質の異なるものが防刃性能のある円筒の中に入っていることになります。リュックを貫通して身体に刃先が達するには、リュックとまな板ともに円筒形なので、2枚のプラスチックまな板とリュックの布2枚を貫通しなければなりません。加えて、円筒まな板の中に入っている日用品を貫通する必要があります。これだけ障害物が多いと、牛刀のような頑丈で長さのある刃物であっても貫通することは難しいのではないでしょうか。

こだわりについて

こだわるとは

こだわるとは、独自の基準やルールが頭の中にあって、それを守ることだと思う。

私の場合は、こんなルール(こだわり)を持っている。

  • 体調が悪くなるのが嫌なので、23時ころには床に就く。
  • 疲れた状態で月曜に出勤するのが嫌なので、日曜日は遠出しない。
  • 毎日食料品の買い物をするのが面倒なので、買い物は1週間に1回のみ。
  • 何かを買うときは、長く使える頑丈なものを選ぶ。加えて、手放すときに高値で売れるものを選ぶ。
  • 極端にお金・時間のかかる趣味に手をださない。
  • 出張のときは、移動時間を無駄にしないため本をいつも持ち歩く。
  • 移動に時間をかけない。

 

こだわりのメリット

こだわりを持つと、こだわりに関連する知識が手に入る

たとえば私のように「移動に時間をかけたくない」というこだわりがあると、

  • 同じ距離を車で移動するときは、交通量の少ない朝方や夜間のほうが短時間で済む。
  • 左側通行の日本においては、たいていの場合、右折をするときは対向車をやり過ごすための待ち時間がかかる。
  • 車の移動中は運転に集中しなければならないので、ながら作業ができない。できるとしてもラジオを聞いたり、オーディオブックを聴いたりといった聴覚によるながら作業くらいしかできない。一方、電車、新幹線、飛行機による移動では、聴覚による作業だけでなく、本を読むといった視覚を使ったながら作業ができる。

 このように「移動時間の短縮・有効活用」に関する知識が手に入る。人間は頭の中に入っている情報を使って物事を考えるので、知識が増えるということは物事を考える材料が増えるということ。こだわりを達成するために調べた知識は人から聞いた知識と違って自分の欲求を叶えたいという強い感情を伴っている。強い感情を伴って覚えたことはより強く記憶に残って後から思い出しやすい。つまり、こだわりをもつことは、物事を考えるときに思い起こして使える材料を蓄えることにつながる。

 

こだわりのメリットを高める方法

こだわり(ルール)は抽象的であるほど、より多くの行動・知識につながる。

たとえば、上で書いた「移動に時間をかけたくない」というこだわりをより抽象的にすると、「大切な時間を失いたくない」になり、さらには「損をしたくない」というルールになる。このような抽象的なルールは広い分野に適用できる。つまり、移動という観点だけでなく、損をする可能性のある出来事すべてに関して、損をしないための行動、知識につながる。

 

時間を無駄にしたくない

  • 列に並んで待つとき、新幹線、飛行機での移動中は本を読むなどの勉強時間に充てる。
  • 価格を気にせず同じものを買うのであれば、スーパーよりも一人当たりの購入点数が少なく、駐車場から入り口までの距離、商品棚とレジとの距離が近いコンビニエンスストアで買った方が短時間で買い物が済む。

 

お金を無駄にしたくない

  • 実店舗で買うよりもインターネット通販で買ったほうが安い場合が多い。
  • 食品をスーパーで買う時、当日中に使い切ったり、保存処理をしたりするのであれば、消費期限の近い値引き品を買ったほうが安く済む。

 

病気になりたくない

  • 糖分を多く含む炭酸飲料、スポーツドリンクの飲みすぎは糖尿病の原因になる。
  • 生涯に摂取できるアルコール量には限りがある。男性で500kg、女性で250kg。

 

このように、抽象度の高いこだわりを持っていることで生活の改善につながるような行動・知識につながる。

 

 

こだわりのデメリット(時間がかかる)

こだわりがあることで時間がかかることがある。

スーパーの駐車場で、店の入り口に近い駐車スペースに車を停めたいがために、ぐるぐるとスペースを探し回っている車がいる。歩く距離を少なくしたいというこだわりがあって、できるだけ近いところに駐車したいのだろう。確かに、近いところに停めることができれば、歩く距離が少なくなるというメリットがある。しかし、毎回都合よく近いスペースが空いているとは限らない。近いスペースは皆が停めたがるので、競争相手が多い。せっかく空きを見つけても先に停められてしまったから、仕方なく別の近いスペースを探そうなんてことをやっていると、結構時間がかかるものである。

 

私は、近いスペースに停めたいというこだわりを持たないので、空いているスペースにさっと停めてしまう。むしろ、入り口から遠いスペースに好んで駐車することが多い。遠いスペースには必ず空きがあるから、必ず駐車できる。また、駐車している車の数が少ないおかげで隣の車にドアをぶつけられる危険も少ない。それに、皆が停めたがる入り口近くのスペースと違って車の往来が少ないので、駐車中に当て逃げされる危険も少ない。

駐車スペースにこだわらなければ恩恵がいろいろとあるのだ。

 

こだわりのデメリット(行動が制限される)

こだわりがあると行動が制限されたり、選択肢が減ったりする。

特に、具体的でピンポイントなこだわりを持っているほど行動が制限されてしまう。

たとえば、オーガニック食品しか食べないというこだわりがあると、普通の食品という選択肢が減ってしまう。

有名ブランドの製品でないと納得できないというこだわりがあると、無名であっても質の高いブランドを買うという選択肢が減ってしまう。

 

このように、具体的でピンポイントのこだわりを持ってしまうと、行動が制限されたり、別のもっといい選択肢を見逃してしまったりする危険がある。

 

自分の行動を極端に制限したり、選択肢を減らしたりするようなこだわりはもたないほうがいい。そのようなこだわりを持っていないか定期的に自分を振り返ってみることが大切だと思う。

貴重品の置き忘れの防止

貴重品を置き忘れないよう工夫していることについて書きます。

 置き忘れたくない、必ず持ち帰りたいもの(貴重品)は置く場所、しまう場所を決めています。職場での工夫を例に書きます。

 

貴重品であるスマートフォンや腕時計などは職場の机の上や引き出しの中に置かず、通勤に使うリュックの中にしまうようにしています。貴重品は分散させずに一か所にまとめているということです。一か所にまとめておくことで塊として扱えます。リュックは必ず持ち帰るものです。手ぶらで帰ろうとすると、肩に重さがかかっていなくて違和感があるのでリュックがないことにすぐに気づきます。リュックを忘れることがないので、中にしまっている貴重品を置き忘れることは絶対にありません。

 

貴重品をしまう場所を決めておかないと、貴重品とそれ以外のモノ(事務用品)が混在します。たとえば、机の上にスマートフォン、ハサミ、ホチキス、定規、書類が置かれている場合を考えます。そういう状態でさあ帰ろうとなったとき、玉石混交のモノの中から貴重品を見つけるという作業が必要になります。机の上に置いてあるものに一つ一つ目をやることになります。これは意味のない無駄な作業です。貴重品の置き忘れにつながります。特に、机の上にたくさんのモノが置かれていて、複数の貴重品を机の上に広げている状態のときに置き忘れが発生します。

 

職場に貴重品を忘れてしまいがちな人を観察すると、腕時計、スマートフォンなどの複数の貴重品をルールなく(置き場所を決めずに)机の上に置いています。貴重品を置くのは机の右側というふうにルール(置き場所)を決めておけばいいのですが、無秩序に置いているせいで置き忘れが頻繁に発生しているようです。無秩序に置くことで、自ら玉石混合の状態を作り出して貴重品を持ち帰るというタスクを難しくしているのです。

 

置き場所を決めるという方法は、出張でビジネスホテルに宿泊するときにも応用できます。ビジネスホテルの部屋には、モノを置きたくなる場所がたくさんあります。デスク、ベッドサイドテーブル、枕元などです。スマートフォンなどはベッドサイドテーブルに置き忘れたり、枕の下に入ってそのまま置き忘れてしまったりします。

 

こういう置き忘れをしないよう、モノを部屋のあちこちに広げすぎないように気を付けています。広げすぎてしまうと置き忘れをしやすくなるだけでなく、帰り支度するときに面倒です。帰るときに部屋のあちこちを探し回るはめになるからです。

 

理想的なのは、モノを一か所にまとめることです。私はカバンから出したモノは全てデスクの上に置くようにしています。枕元に置いたり、ベッドサイドテーブルに置いたりしないように気を付けています。モノが分散してしまうからです。

モノの置き場所を一か所に限定することで、帰るときはその場所だけをチェックすれば済むようになります。モノを探す時間がなくなり、置き忘れ防止にもなります。メリットの多い方法です。

MAGFORCE(マグフォース) MF-0259 ポケット オーガナイザー

 

 

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MAGFORCE(マグフォース)という会社のポーチがお気に入りです。

ポケット オーガナイザー(MF-0259)という名前です。

2年前に買ってからサバイバルキットとして毎日持ち歩いています。

サバイバルといっても山などの自然ではなく、街でのサバイバルキットです。

毎日は使わないけど、手元にあると助かる物を入れています。

価格は2,500円くらいでした。ポーチとしては高いかもしれません。

でも、使いやすくて2年間も使っているので安い買い物だったと思います。

 

素材

1000D(デニール)のナイロンでできています。

軍用の装備品にも使われる、摩擦や切り裂きに強い素材です。

耐久性があって長く使えるので好きな素材の一つです。

 

前面

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前面にはメッシュポケットがあります。

ここには車の鍵の予備電池を入れています。

メッシュポケットの上部のうら面はマジックテープになっていて、ポケットに入れたものが飛び出すのを防げます。

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前面の上3分の1のスペースには、ワッペンを張り付けられるマジックテープが縫い付けられています。

 

裏面

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裏面の上部にはハンドルが縫い付けられています。オーガナイザーをポケットや鞄から抜き出しやすくするためのハンドルです。リュック等の深さのある鞄から引っ張り取り出すときに使っています。

 ハンドルの下にはモールがあります。4.4cmほどの幅があるので、ベルトを通して使うことができます。

 

ファスナー 

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ファスナーはYKK製です。

引っかかりがなくスムーズに開閉できます。

毎日使うものなので、開閉にストレスを感じないというのが大切です。

 

 

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ファスナーの取っ手としてパラコードが付けられています。

シンプルですが結び目がちょうどいい滑り止めのコブになっています。

 

2つのファスナー付きで両開きになる

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他のポーチ類と違ってスーツケースのように両開きになります。

中に入っているものが一目でパッと分かります。

他のポーチ類にはないメリットです。

 

伸縮式のゴムバンドで物を固定できる

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伸縮式のゴムバンドがあります。

このバンドによってツール類を固定できます。

固定できるというのがポイントです。

固定することによって、両開きにしたときに毎回同じ位置に同じ物が見えます。

何度も使っていると、この位置にはこの道具が挟まっていると分かるようになります。

すると、必要なものがすぐに取り出せるようになります。

 

バンドに挟んでいるのは、眼鏡拭き、ガムテープ少々、安全ピン、爪切り、ライト、USBケーブルです。

必要になりそうなときは、空きのバンドにボールペンやメモ代わりの折りたたんだ紙片を挟んでいます。普段はオーガナイザーに厚みがでてしまわないよう、わざと空きを設けて余裕をもたせています。

 

ポケットが2つある

左と右にポケットがあります。

左右とも幅8cmくらいのポケットです。

左にはカード類、右には薬とお金を入れています。

 

キーホルダー

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左側の上部にはキーホルダーがついています。

私は車の鍵をつけています。

落として紛失したくないものを取り付けておくといいでしょう。

 

中に入れているもの

使う可能性のある物だけを選び抜いて今のラインナップになりました。

現金

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2000円以上を持ち歩くようにしています。

透明のチャック袋に入れておけば、中身が見えるし、一つの塊として扱えます。

チャック袋に入れないとポーチの中で他のものと混ざって取り出しにくくなってしまいます。

これくらいの金額があれば、急に何か買いたくなったとき、たとえば仕事帰りにビールを買いたくなったときでも対応できます。

 

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外出先では薬を調達するためにドラッグストアやコンビニエンスストアに寄れない状況があります。たとえば、途中退席のできない会議に出席しているとき、飛行機に乗っているときなどです。こういったときに備えてオーガナイザーの中に薬を入れておくと安心です。いつでも症状を抑えられるという安心感がでます。

 

花粉症なのでパブロン鼻炎カプセルを入れています。一度くしゃみと鼻水がではじめると辛いので必需品です。ハウスダストにも反応してしまうので、花粉の季節だけでなく1年中オーガナイザーに入れています。

 

頭痛もちなのでバファリンを服用2回分入れています。私の場合、頭が痛くなり始めると薬なしではぐっすり睡眠をとらないと治りません。頭痛で苦しみ続けるのは嫌なので、頭痛を少し感じ始めたらすぐに服用します。

 

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胸やけしたときに備えて太田胃散を持ち歩いています。これは粉末なので服用1回分をチャック袋に入れています。食べ過ぎたり飲みすぎたりしたときに服用しています。そのうち市販されている分包タイプの胃薬に置き換えようと思っています。ひとまず用は足りるのでチャック袋スタイルです。

 

・爪切り

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ダイソーで購入したコンパクトタイプの爪切りを指先のささくれ対策として携帯しています。ささくれがあると気になるものです。気になるからといって、ピリッと剥がすと深く剥がれて痛くなることがあります。爪切りがあればオーガナイザーからさっと取り出して対応できます。

この爪切りはトゲぬきとしても使えます。ごくたまに木製品を触ったときに小さなトゲが指先に刺さることがあります。爪先だけでとろうとしても、なかなか取れないものです。そんなときに爪切りがあると簡単に取り除けます。

※真ん中に見えているのは綿棒の軸に巻き付けたガムテープです。

 

・懐中電灯(ライト)

Mankerという会社のE11というライトです。

単三電池1本を使います。

より長い時間使えるようeneloopプロを入れています。

オーガナイザーの中で不意にスイッチが押されて点灯しないよう、テールキャップを少し緩めてロックアウトしています。

夜の真っ暗な中、少し長い距離を歩かなければならないときに備えて携帯しています。バス停から自宅までは街灯が少ないので、このライトがあると頼りになります。

気に入っているのは、配光が広くてムラがなく、明るさを切り替えられる点です。

 

・車の鍵

車で通勤しているので車の鍵が必需品です。車で通勤する人の場合、オーガナイザーに鍵を入れておくとオーガナイザーを職場や自宅に置き忘れてしまうことがなくなります。車を使うにはオーガナイザーを持っておく必要があるからです。

一方、鍵とオーガナイザーを分けて持ち歩くスタイルだと、鍵だけを持っていれば車のエンジンをかけられます。つまり、鍵だけを持ってオーガナイザーを持たずに車で出かけてしまう危険があります。そうならないよう、鍵をオーガナイザーの中に入れて一つの塊としています。オーガナイザーを携帯していなければ車に乗れず移動できないという仕組みです。